レーザー治療

レーザー光凝固治療(糖尿病性網膜症に対して行う場合)

YAGレーザー装置

レーザー光で眼底の悪い部分を焼きます。外来通院で治療でき、点眼麻酔だけで安全に行えます。まぶしいということはあり ますが、ひどい痛みなどはあまりありません。痛みには個人差があり、強い痛みを訴える方もいますので麻酔を追加いたします。部分的に照射する場合と、眼底全体に照射する場合とで異なりますが、一回につき数十から数百個の凝固を行います。一個の凝固は直径0.2〜0.5mm、照射時間は0.1〜0.5秒が平均的で、ちょうど写真のフラッシュをたかれたのと同じような感じです。

糖尿病性網膜症のレーザー治療は、適切な時期であれば有効で、時期が遅くなると有効率は低下します。早くやればいいというものではありません。この治療は進行予防治療の意味合いもありますので、レーザーを受けたからといって必ずしも視力が良くなることはありません。しかし、将来の安定した視力を確保するために最も大切な治療です。

適切な治療のために当院ではデジタル蛍光眼底撮影装置、マルチカラーレーザー装置を導入しています。

重症網膜症 軽症網膜症 正常

左端:網膜に出血や浮腫、静脈の拡張、動脈の閉塞、白斑が多数見られます。
中央:少数の小さい出血や白斑があります。
右端:正常網膜です。右に丸い視神経乳頭とその上下に伸びる正常な血管が見えます。
網膜表面は綺麗なオレンジ色を呈します。